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第4回 日本筋学会「運動器疾患の病態理解から治療法へ~iPS細胞技術を中心に~」シンポジウム講演

  • 執筆者の写真: SystemsBioMedicine TMDU
    SystemsBioMedicine TMDU
  • 2018年8月11日
  • 読了時間: 1分

岡山倉敷で開かれた日本筋学会にて 浅原教授が、『腱・靭帯の分子ネットワークの解明と再生医療への応用』という題でMeet the Expert講演を行いました。本分野からは、片岡大学院生、現福岡大学の宮田さんもポスター発表を行いました。

開催日:2018 年 8月 11日(土)

会場:川崎医科大学

抄録:腱・靭帯の発生・再生のメカニズムはまだ不明の点が多く、腱・靱帯の損傷や疾病の完全かつ早期の治癒は未だ困難である。私たちは腱・靭帯の再生の要となる遺伝子Mohawk (Mkx)を同定し、腱におけるマスター転写因子としての重要な機能を明らかにしてきた。Mkxラットノックアウトラットを作製したところ、出生後まもなくアキレス腱が骨化することが明らかになった。このメカニズムとして、腱細胞に対する機械的な伸展刺激(メカノ刺激)が、Mkxという遺伝子スイッチを押すことで、腱・靭帯を守り、骨化を妨げることが示唆された。さらに、クロマチン免疫沈降によって、腱を再生し維持する遺伝子のプログラムを詳細に明らかにした。これらのツール、情報をもとに、腱・靭帯の再生医療に貢献するための新しい知見について紹介、議論したい。

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​教授 浅原弘嗣

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